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市場が拡大・成熟するにつれ、アプリを"ただ出すだけ"では売ることが難しくなった。もはや割安感だけでは評価されないため、どうすればダウンロードしてもらえるか、いかにしてランキング上位に顔を出し続けるか、継続的に利用してもらえるか、といった仕掛けを開発者は考えている。
その方策のひとつとして定着したのが、いわゆる「フリーミアムモデル」だ。アプリ本体は無償で提供し、高度な機能や特別な機能はオプションとして有償提供するこのしくみは、実際多くのアプリに採用され一定の成功を収めている。iOSおよびApp Storeでは、アプリの中から追加機能を購入できる機能として「In-App Purchase」を用意し、フリーミアムモデルの推進にひと役買っている。
しかし、子どもにせがまれるままiPhoneを委ねることが多い家庭の場合、手放しでは歓迎できない。ゲームの新しい面が欲しいなどとせがまれても、毎回買い与えることはできない。親としての立場で見ると、IN-App Purchaseは少々悩ましい存在だ。
そこはAppleも心得たもので、iOS 5にはIn-App Purchaseを無効化する機能も用意されている。それで子どもは納得するかどうかはわからないが、オプションの追加購入を諦めさせるひとつの理由にはなるだろう。