iPad iPhone Wire アプリ iPhone最適化サイト Twitterで新着記事 RSSを取得

アプリ・サービス使用レポート

『NAVIelite』とiPhoneアクセサリでカーライフはどう変わるのか?

佐藤誠 2012/06/22

iPad iPhone Wireでは、iPhone用カーナビアプリ『NAVIelite』の様々な機能について、実践レポートをお届けしてきたが、今回は趣向を変えて、カーアクセサリに焦点を当ててみよう。テーマは『NAVIelite』にアクセサリを合わせることでカーライフはどう変わるのか。実際に試してみた感想をレポートしてみたい。

まず本題に入る前に『NAVIelite』について簡単に説明しておこう。『NAVIelite』とはカンタンに言うと、iPhoneをポータブルナビに昇華する"ナビアプリ"だ。つい先日(2012年3月26日)にAndroid OS端末用のアプリも公開され、日ごろ車を運転しているスマートフォンユーザーなら、名前を聞いたことがあるかもしれない。

iPhone用の『NAVIelite』は、「交通情報表示」「渋滞考慮探索」「VICS交通情報音声案内」などの機能を有し、全国詳細地図のダウンロード(市街図地図表示機能、交差点名称音声案内機能)に対応するなど、機能面でみても本格カーナビと遜色ないといっても過言ではない。詳しくは、これまでの記事をご覧いただきたい。

『NAVIelite』を車と合体させる

さて、そんな『NAVIelite』をクルマで利用することを考えた場合、まずはどうやってポジションを維持するかがポイントだ。基本的には「車載ホルダー」を利用するのが手っ取り早い。

そして、ここが重要なのだが、車載ホルダーには大きく2つのタイプがある。1つは吸盤を利用して、ダッシュボードやフロントガラスに貼り付ける製品。そしてもう1つが、エアコンのダクト部に装着する製品だ。

これに関しては、どちらがよいというものでもない。ダッシュボードやダクトの形状・位置によって装着できるタイプが異なるし、好みの問題もあるからだ。

けれども、スタイリッシュに見せるなら、エアコンのダクト部分に装着するタイプが個人的にはオススメ。『NAVIelite』を置く位置によって車内の印象が大きく変わるため、車載ホルダーやその位置についてはシッカリと考えたい。とはいえ、愛車に取り付けられなければ意味がないので、どんな構造であるのかをシッカリと把握しておくことがもっとも重要だろう。

さて、今回はさまざまなクルマの構造を考えて車載ホルダーを用意してみた。具体的には、エアコンのダクトに装着する『TETRAX XWAY Line』、ダッシュボードに貼り付けるタイプの『TETRAX FIXWAY Line』、吸盤式でiPhoneを挟み込んで固定する『DASH CRAB』、そして吸盤と粘着ゲルにより固定する『AnyGrip2』という4種類。なお、『NAVIelite』をインストールしたiPhoneには、iPhone専用ケースの『TETRAX X-CASE』を装着してある。

これらのステイを装着することで車内の雰囲気はどうなるのか。早速、『TETRAX XWAY Line』から順に試してみよう。

『TETRAX XWAY Line』はエアコンダクトのルーバー(不可動)部にアダプタをかませて固定するタイプのステイ。マグネットを使用したマウントシステムでiPhoneに専用ケースを装着して固定

『TETRAX FIXWAY Line』はダッシュボードの平面な部分に"両面テープ"で固定するタイプのステイ。iPhoneを専用ケースに装着しステイのマグネットで固定

『DASH CRAB』は車載ホルダー自体をダッシュボード上に吸盤で固定する。車載ホルダーに備えたクリップでiPhoneをホールド。Android端末でも使用可能 協力:サンワサプライ

『AnyGrip2』はスタンド構造の車載ツール。ゲル素材の吸盤でダッシュボードに固定する 協力:スペックス

ざっと、こんな感じである。車内に取り付けただけで、車内の印象はステイによって結構変わった。では、ステイをつけただけで印象が変わるのならステイの位置を変えたらどうなるのか――。そんなことも思い立ち、別の場所にとりつけたらどうなるのかも試した。

ステイを活用して『NAVIelite』を様々な場所に設置。操縦席のような感覚を覚えた

位置を変えて付け替えてみると、少し位置が変わるだけで、印象は大きく変わった。それはまるで飛行機のコックピットのような感覚。このあたりは、取り付け固定型のナビにはできないところで、据え置き場所をフレキシブルにできるiPhoneならではの楽しみ方といえるのかもしれない。

ちなみに、今回は特定のケースを使用したが、『DASH CRAB』や『AnyGrip2』のようなタイプのステイでは自作のiPhoneケースも取り付け可能だ。好みのケースで車内を飾れれば、もっとテンションがあがるに違いない。

充電環境も整えておきたい

iPhoneは普段から利用する"携帯電話"だ。もしかしたら通信用の専用端末として利用している人もいるかもしれない。そこで問題になるのが、バッテリの保ちだろう。常用するものだからこそ、バッテリが気になってしかたがない……。

ドライブで遠出をしようものなら、フル活用になるのは必須だ。だからこそ、充電環境を整えておきたい。肝心なときになってバッテリ切れで『NAVIelite』が使えず、目的地にたどり着けなくなってしまったなんてことだけは絶対に避けたい。

そうした事態を回避するには、例えば、シガーソケットに装着する「USBカーチャージャー」を利用すれば、iPhone付属のケーブルを利用して充電が可能となる。

もしくは、Dockコネクタ付きのカーチャージャーであれば、ケーブルを持ち込むことなく充電が可能だ。ちなみにUSBカーチャージャーにもいくつか種類があって、2ポートタイプや1ポート薄型タイプなどがある。

小生が利用しているのは薄型を特徴とするサンワサプライのUSBカーチャージャー『CAR-CHR53U』。出っ張りが7mmと薄く目立たないのがGoodである。

iPhoneのDockコネクタにケーブルを挿し込み『CAR-CHR53U』と接続。これでバッテリーの問題は解決だ 協力:サンワサプライ

単純な充電であれば、iPod対応カーオーディオをそのまま利用するという手もある。その場合は、カーオーディオのUSB端子に持ち込んだ充電ケーブルを装着して利用しよう。

基本的に充電の"形"はUSBカーチャージャーを利用するのもカーオーディオのUSB端子を利用するのも同じだ。

ひとつ言えることは、バッテリの残量を気にせずガンガン使えるのは精神衛生上とてもよろしいということ。残量を気にして電源をオフにする必要もなく、また、長時間にわたり『NAVIelite』を使い続けられるのが素晴らしい。iPhoneを使わないときでも、とりあえず充電しておける環境を構築するというのは、持ち歩く際に安心できる。そういった意味でも"チャージャー"は、積極的に利用したいアイテムといえる。

音にもこだわりたい

とまぁ、固定と充電がiPhoneにおけるカーライフの重要項目なわけだが、もう一歩踏み込んでみよう。キーワードは"音"である。

『NAVIelite』をはじめとするナビアプリだけでなく、iPhoneをオーディオ利用する際にも考えたいことだが、車内でiPhoneの音を再生すると、いわゆる"風切り音"によって音が聞こえにくいことがある。

オーディオ好きなら"デットニング"と呼ばれる音洩れ・振動を抑える処置を施しているだろうが、一般のユーザーでなかなかそこまでやっている人は珍しい。

ではどうやって対応するかというと、単純な話、クルマのスピーカーを利用すればよい。カーオーディオの種類にもよるが、最近のモデルであればAUXポートをフロントに備えていることも多く、iPhoneのイヤホン端子とAUXポートを「ステレオミニプラグケーブル」を利用して繋げるだけでOK。入力ソースをAUXに指定すれば、iPhoneの音をクルマのスピーカーを経由して流すことができる。

AUXポートがなければ、FMトランスミッターの利用を考えたい。FMラジオが聴ける環境であれば、こちらもカンタンに利用できる。最近のiPhone対応FMトランスミッターは、シガーソケットに装着するタイプで、iPhoneへの給電を合わせて行うものもある。

さらに、Bluetooth接続でユニットと接続できる製品もちらほらと登場している。例えばフォースメディアのBluetoothワイヤレスFMトランスミッター『JF-BTFM』だ。

『JF-BTFM』でNAVIeliteの音声案内を車載スピーカーを通じて流すことができる。音も明瞭に聞こえた 協力:フォースメディア

FMトランスミッターをiPhoneで利用する場合、イヤホン端子もしくは、Dockコネクタを利用してFMトランスミッターを物理的に接続させるのが一般的。しかし『JF-BTFM』は、iPhoneとの接続をBluetoothを用いることで無線化。ケーブルを一切使わないというシンプルなシステムを構築できる。

もちろん、音楽だけでなく、『NAVIelite』の音声案内にも有効だ。『NAVIelite』では、音楽再生しながらの利用に対応しているほか、音声案内が流れる際、音楽がフェードアウトされて聴き取りやすくなる仕組みを採用している。

FMトランスミッターをとりつけたことで、『NAVIelite』のナビゲーションの音量をさらにフレキシブルに調整することができる。何よりもいいのは、『NAVIelite』を使いながら音楽まで楽しめてしまうということ。車内で音楽を楽しみたいという人は多いだろうが、iPhoneに取り込んだ音楽をそのまま車載スピーカーで流すことができるし、音楽を流しながら目的地まで『NAVIeltie』に案内してもらえるのもいい。こうすると『NAVIelite』の存在も劇的に変わってくる。

カーライフはどう変わるのか?

さてさて、iPhoneでカーライフを充実させるというのは、とどのつまり"機能を最大限利用できる環境を構築する"ということにほかならない。見やすい位置に設置し、長時間使えるように配慮して、きちんと音を聞く。それだけのことなのである。

それだけのことなのだが、これまでに紹介してきたアクセサリをつけると、『NAVIelite』の存在感も変わってくる。つまり、"iPhone"という規格に縛られた状態から、クルマ全体をある種の装置として拡大利用できるのだ。

バッテリ切れの心配もなくなるし、音声案内と音楽を大音量で利用できる。固定されたナビゲーションシステムとは違い、自分の見やすい位置に固定できたりもする。まさに、『NAVIelite』の外部アドオンツールといった具合だ。

小生は平成元年車の少々古いクルマを利用している。この頃のクルマはカーナビという概念はなく、CD内蔵カーオーディオが搭載されていればOK……という時代だった。従って、車内のコンセプトとして、カーオーディオの位置は、シフトノブなどがある手元になるわけだ。そしてその結果、カーナビに換装するというのが位置的に厳しい。だからこそ、『NAVIelite』のようなiPhone用ナビアプリの登場に驚喜した。

新車の場合でも、例えばナビを搭載していない場合や、2台のクルマで同じナビを利用したい場合などではコストメリットは高い。今回のように、いろいろなところに取り付けることで、車内のインテリアの表情が変わってくるのは評価したいポイントだ。

繰り返しにはなるが、FMトランスミッターを装着したときに音楽を楽しみながらなおかつ、自然な形で音声案内をしてくれる『NAVIelite』は私にとっては欠かせない存在になりつつある。iPhone、とりわけ『NAVIelite』とクルマの出会いで、カーライフがとてもよくなった。

さらに、6月1日から発売されたトヨタ自動車のスマホナビ対応ディスプレイ『DAN-W62』にも『NAVIelite』は対応する(『AppCarConnect JPN』を利用のこと)。クルマメーカーがいよいよ本気になっているのである。これからクルマとiPhoneとの付き合いはますます深まるハズだ。


この記事で紹介している製品をチェック

編集部からのオススメ記事

この記事を読んだ方にオススメのタグ・リンク

iPad*iPhoneで話題のアクセサリ

新着記事一覧

特別企画

ある編集部員の独白