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日本全国、道路はくまなく通っているが、そのなかでも難所とされるのが首都高速だ。iPhone用カーナビゲーションアプリ『NAVIelite』任せで、首都高をスムーズに抜けられるか、首都高初心者のBellaLunaが試してみた。
首都高はなかなか手が出せない路線だった。東京を中心として、神奈川、埼玉、千葉まで延びる首都高速。慣れてしまえば、混みあう都心を抜けるのに便利な路線かもしれない。しかし、なんとなく自分では運転したくなかった。入り組んでいる上に、スピードを出す車が多く、初心者にはリスキーというイメージがあったからだ。
首都高にそんなイメージを抱いていた私だったが、友人の編集者からiPhoneアプリ『NAVIelite』がオススメだと聞いたこと、ナビアプリにはもともと興味があったことから、これを機に試してみようと思ったという次第である。ここでは『NAVIelite』の使用感について実直な感想をここで述べていきたいと思う。
4月某日、国際展示場での仕事を途中で切り上げ、同僚を乗せ取引先のある竹橋まで走行することになった。首都高でいえば、江東区有明から千代田区北の丸までの区間だ。
出発にあたってはステイとなる『Tetrax XWAY』を車のダッシュボードに取り付ける。次にiPhoneアプリ『NAVIelite』で目的地となる東京メトロ竹橋駅を設定する。首都高は走ったことがない私だが、カーナビには多少触れたことがあり、目的地設定はそれほど難しくなかった。というよりも、カーナビの操作そのものなので逆に言えば迷うところがない。
意外だったのは車の中に設置してみるとスタイリッシュで格好がよかったこと。コンパクトでいてすっきりしていたのでファーストインプレッションはなかなかよいと感じた。
見た目がいいのに超したことはないが、その性能はどうなのだろう。国際展示場で同僚のBを車に乗せ、出発したのは午後13時過ぎだった。
国際展示場からスタートし、一般道の右左折のポイントを的確に画面で表示しつつ、音声案内で通るべきルートを指示してくれた。
車をしばらく走らせたところで、首都高への入口となる有明インターチェンジに近づく。すると、『NAVIelite』が音声案内とともに、iPhoneの画面に首都高入口を画面表示で案内してくれた。細かいところまで配慮が行き届いていて"なかなかいい"というのが首都高に乗る前までの私の『NAVIelite』評だ。
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車窓からの眺めと『NAVIelite』での案内図を比較してみて欲しい。実際に見える風景とほとんど同じなのが見て取れることだろう。こういった細かな配慮、案内に対する"おもてなし"の心は、非常に高く評価できると感じた |
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料金所を越えて、車は一路、竹橋へ向けて急加速。ここからが本番となる。首都高を初めて使う私。これまで使ったことのない、したことのないことをやろうとすると、なかなか緊張するものだ。手のひらに汗をかき、ハンドルがわずかにすべる感じが余計に自分を追い詰めるかのような状態だった。
しかし、それは単なる杞憂だったように思う。本線に乗る際には右からの合流があること、そして、走り出してすぐに、早速『NAVIelite』が左方向へ進路をとるようにと案内をしてくれたおかげで緊張を和らげることができたからだ。スピードの出ている中で、合流地点があることを案内してくれるのはありがたい。
これならなんとかやり過ごせそうだと思ったのは束の間。思わぬトラブルはいつでも起きるもの。だが、トラブルを引き起こすのが助手席の同僚Bだとは思ってもみなかったが。
同僚のBは「あのさあ、トイレに寄ってもらえないかな? ここだったら多分、箱崎が近いからさ」と切り出してきたのだ。トイレがあるパーキングエリアの文字が見えたのはついさきほどのこと。正直なところ、首都高がまったくの初心者にとって、想定外のことが起きてほしくはなかったが仕方ない。
『NAVIelite』で目的地を箱崎パーキングエリアに設定(もちろん同僚Bが)。しばらく走行すると、『NAVIelite』から左車線に入るように案内があり、そこは難なくクリアできたのだが、問題はすぐその先だった。箱崎パーキングエリア付近の道である。
車道は狭く、見通しもきかない一本道。『NAVIelite』に目をやると、冷や汗をかきそうな画面が表示された。『NAVIelite』にはヘアピンカーブを描くように走行すべしと表示されている。
ヘアピンカーブを示した場所に着くとは「本当に首都高なのか!?」と思うほどの入り組んだ道。感覚的には道路がいくつも交錯しているように思えるところだ。これほど入り組んだようなところは珍しい。他の高速道路とはつくりが違うとはいえ、これだけ入り組んでいると、ドライバーにとっては悩ましいが、そんなところでも、救ってくれたのは『NAVIelite』だったのだ。
それだけではない。案内どおりにカーブを曲がると、すぐさま、『NAVIelite』から案内がなされた。「300m先を右方向です」といった音声案内による案内がなされるが、iPhoneの画面を見ると、再度ヘアピンカーブを走行すべしという案内が出た。
ここはもう案内どおりにやるしかない。即座に、車線を左から右へ切り替えることにした。
車線を切り替えヘアピンカーブを曲がると、目の前にあったのは箱崎パーキングエリア。なんともかんとも、冷や汗もののプチドライブだった。「箱崎パーキングエリア恐るべし」。それが実直な感想だ。無我夢中の状態での運転になってしまったが、そんなこんなでもうまくいけたのは、『NAVIelite』が音声案内、画面表示を的確にしてくれたから。それがなかったら箱崎パーキングエリアにはたどりつけなかったように思う。
同僚のトイレ休憩のために箱崎パーキングエリアでひと休みをした我々は、当初の目的地である竹橋に向かうことに。ここでもまた、おそらく首都高らしいポイントが待っていた。
箱崎パーキングエリアを出てすぐ、江戸橋ジャンクション手前でのことだ。もし、『NAVIelite』がなかったら、ここでもたじろいでしまっただろう。このスポットでは「銀座」「神田橋」という地名が瞬時に目に飛び込んできたが、いきなり案内版に飛び込んでくる地名と位置関係を瞬時に把握するのは、なかなか難しいと感じたからだ。現在地がどのあたりなのかをあらかじめ自分の頭のなかで把握しておかないと、一体どちらに進めばいいのかわからない。日頃、車で走っていないと「神田橋」と表示されても、神田橋がどこなのかもわからないだろう。
しかも、首都高に初めて乗ってみて感じたのが、案内標識を確認して自分が進むべき方向へと一瞬の間に車線を切り替えていかなければならないということ。首都高が適度に混んでいて、なおかつ適度なスピードで車が流れていたら、なかなか車線変更もできないだろうし、いつの間にか思わぬ方向へ車が進んでしまったかもしれない。否、その可能性は相当高い。
そうならなかったのは『NAVIelite』があったから。『NAVIelite』は分岐の「1キロ先神田橋方面です」といったように音声案内をしてくれる。仮にそれを聞き逃したとしても、iPhoneの画面を見ると、右側2車線を走行していればいいことがわかる。首都高初心者にとって、心強い相棒だった。そんな相棒がいたからこそ、その後も『NAVIelite』の的確な案内によって無事に竹橋まで到着することができた。
国際展示場から東京メトロ竹橋駅までという、距離にして約12kmの短いドライブであったが、『NAVIelite』が"はじめて通る初心者に優しい"案内をしてくれることが十二分に実感できた。
車窓から見える景色と同様のイラストによる案内、余裕をもって案内してくれる音声案内。案内の的確さはもちろん、すべてにおいてドライバーに"余裕"を与えてくれるのは、さすがカーナビを知り尽くしたアイシン・エィ・ダブリュが生み出したiPhoneアプリ、といったところ。
次回は、また別の日に『NAVIelite』で首都高を走ったエピソードを"首都高初心者"という目線で試していこう。