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編集部に顔を出すと、担当者が必ず"iPad"を持ってくる。そして、とても不思議なことにそれを操作して小生に見せるということはほとんどない。果たして、どんな情報が入っているのやら。一説によると、会社のパソコンではみることのできない、趣味のオートレース情報を逐次チェックするためのデバイスであるらしい。嘆かわしい……嘆かわしい。
そんな担当のために、チェックしていた製品のリストを送った。そして、我家に届いた。今回はそう、多くの人にためになりつつも、担当にこそ必要な製品を紹介する。
さて、我家に届いた製品とは何か? 答えは、キングジムのドッキングスキャナ『iスキャミル』(希望小売価格15,540円)である。
この製品を簡単に説明するなら、iPad/iPad 2専用のスキャナだ。スキャナ本体の電源をオフにすれば充電用のクレードルとしても使え、必要なときは電源をオンにしてスキャナとなる。そんな製品なのである。
"iPhoneやiPadで利用できるスキャナ"であるならば、昨今対応する製品が登場しているが、"iPad/iPad 2専用のスキャナ"ともなると、これはなかなか珍しい。
では、ここで『iスキャミル』のスペックについて紹介しておこう。スキャナとしてもっとも重要なスペックである「解像度」は300dpiの固定。「保存形式」はJPEGのみで、スキャンの有効サイズは約216×356mm(用紙厚さ:64〜200g/u)。突起部を除いたサイズは約幅308×奥行き111×高さ72mm。重要約655gとなる。
なお、ここがネックになりそうなのだが、電源には"USB mini-B"端子を使用する。この端子に、付属するUSB(A-mini-B)ケーブルを接続して給電するわけだが、いわゆるコンセントからの給電には"iPadに付属する「USB電源アダプタ」"を利用しなければならない(というか指定ですな)。iPad用に設計してあるだけあって、『iスキャミル』の電源は5.1V(2.1A)なので、約10W。 つまり、付属のUSB電源アダプタを「iスキャミル」にとられてしまうわけだ。
充電できるので問題ないといえば問題ないが、なんとなく2つあったほうが便利だな、とも思うし、どうせなら専用のACアダプタをオプションでもよいから用意してほしかったというのが素直な感想。
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付属する「レンズクリーナー」。スキャンした画像にゴミが付着するようになったら掃除しよう |
付属する「クリーニングシート」。"紙の巻き込み"(給紙)がおかしくなったら利用しよう |
付属する「スキャン用シート」。切り抜きやスクラップ記事など、スキャンに適さない書類を挟み込むことでスキャンできるようにするシート。あると意外に便利 |
さてさて、実際に利用するには、iTunesから専用アプリ『i-Scan』をダウンロードしておく必要がある。なお、本アプリは無料だ。アプリを導入したiPadを『iスキャミル』に装着し、アプリを起動して準備は完了。あとは『iスキャミル』の前部にある給紙口にスキャンしたい書類をセットし、画面に表示された「スキャン」をタップすれば自動でスキャンが開始される。
しかも、スキャン時は給紙口から排紙口に紙書類が流れるわけだが、スキャンした内容をすぐさまプレビューとして表示するという"ギミック"が施されている。少々わかりにくいかもしれないが、例えば写真をスキャンした場合、写真の半分が給紙口にのまれているとしよう。給紙口には写真の半分があり、iPadの画面には読み込んだ写真の残り半分が表示されているというわけ(ライブ表示というらしい)。
実にシンプルでわかりやすい。スキャン後、プレビューが表示されるので、きちんとスキャンされていれば画面の「保存」を、ダメなら「削除」をタップする。基本的に操作はこれだけ。
とまぁ、スキャナとしてはとてもシンプルで余計なことができない分(例えばモノクロでスキャンとか)、操作は簡便。したがって、"パソコンって苦手なんですよねぇ"とか言っている担当でもバリバリ使いこなせるだろう。
ひとつの"システム"として考えると、昨今のiPad対応ドキュメントスキャナと『iスキャミル』はきちんと棲み分けができている。連続スキャンという意味では、高性能ドキュメントスキャナに軍配が上がるし、簡易スキャンという意味では『iスキャミル』のほうが優秀だ。細かな設定も必要とせず、アプリの導入と『iスキャミル』へのドッキングだけですぐさま利用できる本製品。何かと"スキャナに苦手意識"を持っている人にこそオススメしたい。iPadは紙書類を電子化して保存・閲覧するデバイスとして優れているので、ぜひ多くの人(主に担当)に使ってもらいたいものである。
KING JIM ドッキングスキャナ「iスキャミル」 黒
キングジム
¥ 15,540
¥ 7,480
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