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iPad 2が国内で発売されて間もないが、修理工房には、すでに日に何件もの問い合わせが寄せられているという。どんなトラブルが多いのか。エコタクドットコムが運営する修理工房「SMART -Sales & Repair Service-渋谷店」を訪れた。
「初代iPadが出た頃に比べて、明らかに修理に関する依頼や問い合わせが増えた」。Android端末を含め、iOSデバイスの修理サービスを提供する「SMART -Sales & Repair Service-」(以下「SMART」)の藤澤純一氏が現状を話す。これまでに修理を手がけたiPad 2は全部で10台。まだまだ総数は少ないものの、初代iPadに比べて明らかに修理依頼や問い合わせが増えたと藤澤氏は見ている。
「SMART」では昨年5月からiPadの修理サービスを始めたが、修理を施すのはひと月当たり10台に満たない。それがiPad 2の場合、普及台数が少ないにもかかわらず、国内販売開始後の半月で9台の修理を手がけた。問い合わせ件数に触れれば、「うちだけでも毎日5、6件は問い合わせがある」(藤澤氏)とし、修理依頼には結びつかないもののトラブルを抱えたユーザーが多いのが現状のようだ。
これらの数値について、「誤差の範囲では?」といわれればそれまでかもしれないが、「初代iPadに比べて増えた」というのが偽らざる修理現場の感覚なのである。
では、どんな問い合わせが多いのか。聞けば、そのほとんどがiPad 2のガラスパネルの割れに関することだという。すでに補修を施したものも、すべてがガラスパネルである。
なぜ、割れるのか。藤澤氏に聞くと、それはガラスパネルが薄くなったからだという。薄くなったといっても、初代のiPadも、iPad 2もその厚みは微々たるもので、見た目ではわかりづらい。普通の定規で測ってみても、その違いを把握することは難しいだろう。
だが、実際にガラスパネルに触れてみると、その違いははっきりとわかる。ガラスパネルを押してみると初代のiPadはしっかりとした手応えが得られるが、iPad 2は薄氷に触れるような感覚なのだ。ちょっと強めに力を入れたら「壊れそう!」と思えてしまう。
実は、「SMART」が購入したiPad 2も憂き目にあっている。「SMART」では修理依頼に対応するため、デバイスをバラすことにしているが、その過程でパネルが割れてしまったのだ。
薄くて軽くなったiPad 2。初代よりも携行性が高まり利便性が高まった一方で、より一層丁寧に扱わなければならなくなったのかもしれない。
仮にガラスパネル割れの場合、SMARTで修理を依頼すると、1万9,800円(ガラスパネル+デジタイザー)で修繕してもらえる。しかし、気軽に出せる額でもないだろう。そう考えてしまうとガラスパネルの割れてしまったiPad 2ユーザーが潜在的に多数いるのではないかと容易に想定される。
さて、パネル割れのこのトラブル。やっかいなのは、いくら気をつけていても、気をつけ足りないことである。気休めに過ぎないが、トラブルを防ぐには、iPad 2のデザイン性や携行性は落ちるが、耐衝撃性の高い保護ケースを探すしかないだろう。それが嫌だという人でも、少なくともガラスパネルを覆うカバーはつけておいたほうがよさそうだ。