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『iPhoneはゲーム機です。』は、人気サイト「カフェオレ・ライター」管理人の山田井ユウキ氏による、iPhoneゲームアプリのレビューコーナーです。本人がハマったタイトルをご案内していきます。プレイするタイトルを探し中の方、ゲーマーの方々、ぜひご参考にどうぞ!
恐ろしい! 恐ろしいアプリに手を出してしまった!
何かというと、ゲームロフトから発売の『ザ・セトラーズ』。
いわゆるRTS(リアルタイムシミュレーション)というジャンルのゲームなのですが、とにかく中毒性がヤバイです。時間をぐんぐん吸い取られていきます。
たしかに僕はわりと凝り性です。ハマるととことん時間をかけてやっちゃう方ではあります。
それにしても、それにしてもですよ、iPhoneのゲームに200時間もつっこむことになるとは自分でも想定外の出来事でした……。
今回はそんな「ザ・セトラーズ」の魅力を紹介し、皆さんにもぜひ僕と同じ"気づいたら時間が消えていた"感覚を味わっていただきたいと思います。
さて、この「ザ・セトラーズ」のゲームとしての目的はシンプルで、"戦争して敵の勢力を倒す"というだけ。
ただし、その目的に至るまでの過程がけっこう複雑で、
戦争するために必要な兵士を養成するために必要な武器を作るために必要な鉱石を採掘するために必要な建物を建造するために必要な物資を生産するために必要なetc...
という感じに、やることがめちゃくちゃいっぱいあり、さらにそれらのすべての行動は、リアルタイム、すなわち"つねに時間が流れている状態"で行われるのが最大の特徴です。
これが、"リアルタイムシミュレーション"と呼ばれている所以なのです。
ゲームの基本となる画面はこんな感じ。建物がたくさん並んでおり、よく見るとその間に赤い服を着た小さい人間がうろうろしていることがわかります。この人間が町の住人で、本作では"セトラー"と呼ばれています。
建物には、住人が暮らす「住居」や、兵士が戦うための武器を製造する「道具屋」、果てはその武器の原料となる鉱石を採掘するための「炭鉱」など、非常にたくさんの種類があり、プレイヤーはそれらの建物を建造して町を作り、物資を生産していくことになります。
たとえば、セトラーの食料となる肉を生産するために、「羊牧場」を作ってみることにします。
場所を指定し、羊牧場を作る命令を出すと、セトラーの作業人が建物の材料となる木材や石を運んできます。
さらに眺めていると、トンカントンカンと小気味良い音と共に建物が組み上がってきました。
建物が完成! ここまでの一連の流れは先ほども述べた通りリアルタイムで進むので、いったん指示を出したらあとは別の行動をとっていても大丈夫です。
さてこれで羊牧場が完成したので肉が生産されるようになった……かというと、まだそうはいきません。
次は「食肉処理場」を建築して、羊牧場で生産した羊を食肉に加工する必要があるのです。
さらにいうなら、そもそも羊を生産するためには、羊の食料となる「麦」と「水」が必要であり、そのためにはあらかじめ「給水小屋」と「麦農家」を作っておかなければならないのです。
……このへんで「めんどくせえ!」とiPhoneをベッドに叩きつけたくなる気持ち、よーくわかります。
ですが、だからこそ、これらの作業により少しずつ町が組み上がっていき、各施設がそれぞれの役割を果たして物資の流れがカチッとハマったときの快感たるや、それはもうすさまじいものがあるのです。
これを一度味わってしまうと、もう抜け出せません。知らないうちに100時間コースに突入です。
さらにさらに、このリアルタイムシミュレーションというジャンルの恐ろしいところは、"ながら作業"でも出来てしまうこと。
たとえばアクションゲームやRPGの場合、プレイヤーが何らかの操作をしない限り、ゲームが進展することはありません。
しかし「ザ・セトラーズ」では建物が出来上がったり物資が生産されるまでにある程度の実時間を要しますので、"指示を出した後はたまにチラ見しながら放置"というようなプレイスタイルで遊ぶことができるのです。
これがiPhoneというお手軽なデバイスと組み合わさると、すさまじいまでの中毒性を生み出します。
受験生にはオススメできませんが、ポッカリ空いた時間をもてあましているという人や、とにかくiPhoneで暇つぶしできるアプリを探している人、安くお手軽にボリュームのあるゲームを楽しみたいという人には、これ以上ない究極のアプリなのではないかと思います。
ザ・セトラーズのトレーラームービー。ご参考にどうぞ |