iPad iPhone Wire アプリ iPhone最適化サイト Twitterで新着記事 RSSを取得

本体・周辺機器使用レポート

どうせiPhone依存なので『テレキング』で地デジも観られるようにした

佐藤誠 2011/01/23

iPhoneは便利だ。正直、電話として使うことは皆無に等しい小生だが、メールやスケジュールをチェックしたり、音楽を聴いたりと仕事、プライベート関係なく重宝している。アプリを追加するだけで、機能的な拡張ができる点がすばらしい……と、そんな話をしていたら、担当さんがある製品を渡してきた。アイ・オー・データ機器のテレビチューナー『テレキング(GV-MVP/FZ)』という製品だ。

アイ・オー・データ機器から発売中のPC用地デジ/ワンセグチューナーユニット『テレキング(GV-MVP/FZ)』。受信した映像をiPad/iPhoneに配信する機能を搭載している。自宅などで"どこでもテレビ"を実現したいなら、使ってみたい一品だろう。価格は10,600円(実売価格は8,800円前後)

どうやら、iPhoneをさらに便利にするアイテムらしい。そんなこんなで試してみた。

iPhone/iPadでWi-Fi経由の地デジウォッチ!

まず、「テレキング」についてざっくり紹介しておこう。「テレキング(GV-MVP/FZ)」とは、USBフラッシュメモリ型のテレビチューナーで、「ワンセグ」と「地デジ」の両方に対応している製品だ。

ワンセグ・地デジの両対応というと、主にカーナビなどで採用されているシステムで、電波の入りが良い時は「地デジ」、感度が悪くなると「ワンセグ」に切り替わり、移動中であっても放送を受信し続けることができるというメリットがある。そんなシステムを「テレキング」は取り入れ、モバイルユーザーが快適に利用できるようになっている。

スリム型のUSBフラッシュメモリと比べれば分厚くて大きいが、チューナーだと思うと小さい気がする不思議

本体背面には、地上デジタル放送用miniB-CASカード用の挿入口がある

さらに、「ブースターアンプ」を内蔵したことで、受信感度を向上しているらしく、小型のロッドアンテナでも十分に地デジ受信が可能だった。屋内ではロッドアンテナを「F型コネクタ変換ケーブル」に挿し替えてテレビアンテナ線と接続。より安定した受信環境を確保できる。

テレキングを利用する際はこのロッドアンテナを利用する。見晴らしの良いところでは十分に地デジが受信できた。小生、田舎在住

とはいっても、屋内で利用するならアンテナと直接つなげてしまったほうが、受信は安定する。F型コネクタ変換ケーブルとの交換は、ロッドアンテナを引っこ抜いて差し込むだけ。ねじ式になっていないので、F型コネクタ変換ケーブルを取り外したい場合は、引っ張るだけで抜ける

録画にも対応している。高画質なトランスコーダ(MPEG4-AVC/H.264圧縮変換)を内蔵したおかけで、効率よく圧縮変換することができるという。公称値ではあるが、100GBのHDDに約140時間の録画が可能だ。

サイズは幅約23×奥行き12×高さ75mmで、重量は約18g。地上デジタル放送用miniB-CASカードを採用しており、結構小型な印象だ。

設定は付属の「サポートソフトCD-ROM」を使ってドライバと「mAgicTV Digital for テレキング」をインストールするだけ。初期設定プログラムを実行したら、あとはウィザードに従って操作するだけと、とてもカンタンだ。

ちなみに「テレキング」は、パソコン用の地デジ/ワンセグチューナーであって、それに"iPad/iPhoneに映像を配信する機能も用意されている"という商品になる。「テレキング」をパソコンに接続し、無線LANを利用してiPhone/iPadに映像を飛ばすわけだ。本記事ではiPhoneとの組み合わせについてのみ紹介している点をご了承いただきたい。

寝る寸前までテレキング

視聴方法はシンプルだ。iPhoneでテレビを視聴するためにはまず、無料で公開されているアプリ「TVPlayer」(iPadなら「TVStream」)を、App Storeからダウンロードする。そして無線LANルータも必要になる。iPhoneのネットワーク接続先としている無線LANルータと同一ネットワーク上にあるパソコンに「テレキング」が接続されていれば視聴環境が整うという感じだ。筆者は今回、「テレキング」をノートPC「ThinkPad X61」(インテル Core 2 Duo プロセッサー T8100 2.1GHz/ メモリ:4GB/ OS:Windows 7)に接続して使用した。

iPhoneでテレキングを楽しむためには、「TVPlayer」が必要。iTunes Storeから無料で導入可能だ

TVPlayerのメイン画面。画面右上の「+」をタップして、接続するパソコン(サーバー)を選択する

テレキングが接続されたパソコンが表示される。ここで表示されているサーバー名は、「mAgicマネージャ Digital」の設定画面→「配信設定」タブで確認できる「サーバー名」と同じ

サーバー名をタップすると、まずは「ライブラリ」にアクセスする。ライブラリでは、録画した番組名が一覧で表示される

下段の「チャンネル」をタップすれば、テレキングを導入した際にスキャンした番組の一覧が表示されるはずだ。我家では千葉テレビが受信可能となっているが、なぜか映らない。液晶テレビでも観られないので、ある意味正常なのだが、夏の甲子園予選までには映るようにしたいものだ

番組を再生したところ。縦表示だけでなく横表示にも対応する

ライブラリの録画番組をタップすると、ストリーミング再生が始まる

ここでちょっと小生のiPhone環境について話そう。外でバリバリiPhoneを利用していると、バッテリはすぐになくなってしまう。結果、車内で充電、パソコンで充電、モバイルバッテリで充電と、考えられるあらゆる場所で充電できるように環境が整っている。

そして目覚まし代わりに「アラーム」機能を使っているので、当然ベッドサイドにも充電環境があり、寝る直前までiPhoneを利用している。

で、感じたのだが、横になってから寝る寸前までの間に「テレキング」を使うのがとても良い具合だった。

ライターという職業柄、忙しい時期は基本的にパソコンの電源を切ることはしない。デスクトップだったらディスプレイの電源を切る程度だし、ノートパソコンならスクリーンセイバーが起動していればよしとしている。

そんな状況なもんだから、iPhoneを使って"テレビを視聴する"というのにはとても都合が良かった。

「テレキング」を使うときに注意したいこと

ちなみに、どうしてもiPhoneで視聴できないという場合は、「mAgicマネージャ Digital」(mAgicTV Digital for テレキングをインストールすると同時に導入されるソフト。タスクバーにアイコンが表示されるので、右クリックから各種設定にアクセスできる)の設定項目にある「iPhone/iPad配信設定」が有効になっているか確認してみよう。初期設定ではオンになっているので、間違えてオフにしている可能性もある。

「mAgicマネージャ Digital」の設定画面を開き、「配信設定」タブからiPhone/iPadへの設定が行える。iPhone/iPadへの接続は初期設定で有効になっているが、画質設定は「標準」となる。問題がなければ「高画質」に設定しておきたい

また、画質設定も変更でき、初期設定の「標準」から「高画質」へと切り替えが可能だ。カタログスペックによる違いは公開されていないのでなんともいえないが、激変するという印象はなかった。とりあえず、処理落ちするといった現象が起きない限り、高画質設定で利用してみたいと思う。

加えて注意しておくと、「テレキング」はシングルチューナーなので、パソコンとiPhoneで同時視聴には対応していない。録画中はiPhoneに配信できなくなるので、急に観られなくなったと慌ててはいけない。

便利なアイテムだけど、チャンネル切り替えが気になる

いやはや、iPhoneでテレビ視聴というのが思いのほかカンタンにできたので、もっとこう、苦戦するのではないか? と構えていた自分が恥ずかしい。

ただ、これは小生の環境だけの話ではないと思いたいのだが、テレビのチャンネル切り替えがサクサク行えないというのがちょっとつらいところ。結構待たされる。体感でいうと20秒前後といったところだろうか。

このへんの対策がキッチリ施されると、もっと快適に"テレキング×iPhone"を利用できるんじゃないかなと。あと、現状では録画設定をパソコンで行う必要があるので、iPhoneやiPadで行えるようにしてもらえると嬉しいかも。

iPhoneでテレビを鑑賞できるアイテムは他にもあるが、筆者は"地デジ"対応という点で気に入っている。利用するには環境を整える必要のあるものの、小生のようにベッドサイドで地デジ鑑賞を楽しみたいのであれば、「テレキング」がオススメかな?

■『テレキング』製品情報
型番 GV-MVP/FZ
価格 10,600円
インタフェース USB 2.0
映像記録形式 MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264
映像ビットレート 最大約17MBps、トランスコード記録:約12Mbps〜1Mbps、転送用:約1.5Mbps〜512kbps
録画解像度 最大1,920×1,080
サイズ/重量 約23(W)×75(H)×12(D)mm/約18g(本体のみ)
動作環境 Windows 7/ Vista/ XP SP2以降
著者プロフィール:佐藤誠
「これからはAndroidの時代ッスよ!」と語ったり、「毎日iPhoneアプリを試してるンスよ!」と売り込んでみたり、どちらにも転向できる準備に余念がないテクニカルライター。"散財しないと、本当のことはわからない、人柱になります"という使命感のもと、日々アプリを買い漁る生活を送っているが、衝動買いを抑えられないだけの人、という疑いもある。「AppBank」のセールス情報が大好き。

記事中のアプリ&編集部おすすめアプリをダウンロード!

TVPlayer

価格:無料

TVStream

価格:無料

編集部からのオススメ記事

この記事を読んだ方にオススメのタグ・リンク

iPad*iPhoneで話題のアクセサリ


新着記事一覧

特別企画